銀の日常

僕の日常とこれからの物語

人の価値ってさ

お疲れ様です。

油と鉄粉にまみれた工場で…汗を流し。
家庭に帰れば、3歳の娘と4つ上の妻と格闘する日々を送っております。銀ちゃんです。

コロナの影響を受け

工場内の派遣社員の首が切られております。

バサバサと。容赦なく。
次は僕の番かもしれません…泣

そんな不安と戦いながらも。

汗水垂らして仕事をしてるわけなんですが。

印象的な出来事があったので、書き記したいと思います。

それは、僕が一月前に、部署を移動してからの出来事、僕とは違う会社の人のお話。

彼は、真面目に勤務している印象で
日本語がペラペラ。

日本語がペラペラ??

そうなんですよね。

日経ブラジル人。見た目は外人さん。心は日本人。

彼だけが、唯一日本語が上手な外人さん。

なんと。僕が移動した部署は
ほぼ外人さんしかいない!!泣 

片言の日本語…
コミュニケーション取るのが大変…
仕事を覚えるのも大変で…

都合が悪くなると

「ボクニホンゴワカラナイ。」…??

もう疲れたわ…

そんな中「彼」が現れた

見た目は外人。中身は日本人。

日本語がペラペラ。

そして彼は言う。

「外から来た君に、みんな仕事取られたくないから、わざと嫌がらせしてるんだよ。僕が全部教えるよ。」

「!!!!」

彼は、皆と少し違った。

そしてこう言った。

「僕は、無駄に働かないよ。みんな無駄が多いんだ。
自分の頭を使って、効率よく仕事するんだよ。だけどみんなは、仕事取られたくないから、仕事を教えようとしないんだ。人の仕事を覚えようと手伝おうともしないんだよ。」と日本語で。

たしかに今の時期、誰が首を切られてもおかしくはないんだろう。

皆の空気がピリピリする…


そんな彼が


今日職場にいなかった…



あの??
彼は??

職場の担当の上司に聞く。

あぁ。
彼なら先週の金曜日までだよ。


そうですか…


振り返れば
彼はいつも「笑顔」だった
こんな時だからこそ

「笑顔」を絶やさずに。

彼の分まで仕事をこなして、
いつか戻ってきたときに
おかえりと言えるように

短い間かもしれませんが

この部署の担当を務めたいと思いました。


追伸

また、柄にもないことを綴ってみました。